そま工房で使用している『アバカ』とはマニラ麻や芭蕉とも呼ばれ、外見がバナナの樹にとてもよく似ている植物です。
そのアバカの繊維を細く裂き、1本1本を結んで糸にしたものを緯糸として使い、昔ながらのシャトル織機で織物業をしています。
天然素材アバカとは?
アバカは苗を植え付けてから3年で収穫が可能となり、その後3~8ヵ月ごとに収穫されます。
一度植えたら脇から新しく芽が出るので、何度でも収穫できるサステナブルな植物です。
また、二酸化炭素の吸収に優れ、土壌回復も行ってくれるので近年とても注目されています。
アバカの使用用途
強靭で光沢のあるアバカは昔から紙幣の原料としても使われているほか、高い耐久性と耐水性から船舶用ロープなどにも使用されてきました。
最近では、スムーズに液体を通す通液性の高さからコーヒーの味がクリアでまろやかになると、アバカのコーヒーフィルターも注目されています。