株式会社そま工房について
株式会社そま工房は、静岡県遠州地方にある、日本国内で唯一非常に希少な伝統技法を駆使して、アバカ(芭蕉の糸)を使った伝統織物を作っている工房です。そま工房で織っている「阿芭可布(アバカフ)」は襖紙や壁紙として海外で人気が高くホテルやオフィスなどでも使われています。
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阿芭可布
(アバカフ) -
ふすま紙 /
壁紙(表面) -
オリジナル
ブランド
「Soma」
ふすま紙の販売の他、お近くの方は張り替えも承ります。
ご依頼・ご相談のある方はお問い合わせからお気軽にご連絡ください。
company overview 会社概要
- 会社名
- 株式会社そま工房
- 所在地
- 〒437-1111 静岡県袋井市中新田343
- 電話番号
- 0538-23-4771
- 営業時間
- 9時から17時(定休日:土日祝日)
- 代表取締役
- 伊藤和美
feature 工房の特徴
日本で唯一のアバカ織を守り続ける工房
昔は国内でもアバカの製糸加工・織布業の工房が多くありましたが、現在では「そま工房」が唯一残っている工房となりました。
丁寧に織り上げる作業工程
天然繊維が故にすべての工程にとても手間はかかりますが、現在でも昔ながらの機械を使い、職人の確かな目と技術でその伝統を守り続けています。
our history 沿革・歴史
先代から引き継いだ伝統技術を用いて、
アバカ織技術を継承し守り続けています。
- 明治40年頃 静岡県遠州地方で製糸加工業が盛んになる
- 静岡県遠州、旧横須賀町(現掛川市)では明治中期頃から、アバカ(マニラ麻)製糸加工業が盛んで多くの人が携わっていました。
- 昭和20年頃 1代目がアバカの糸作りをはじめる
- 祖父の1代目伊藤正吉が、アバカの製糸加工業を創業しました。その糸はロープや漁網、真田紐などにも使われていたといいます。
- 昭和44年 2代目がアバカ糸を使用した織をはじめる
- 2代目伊藤恵三がアバカ糸を使用した織布業を始めました。その商品は50年以上も愛されるそま工房の代表作になりました。
- 昭和50年頃 アバカ織布業の数が激減する
- 最盛期国内には同様の織布工場が20軒近くありましたが、時代の変化と共に、昭和55年頃には「そま工房」が唯一残っている織布工場となりました。
- 令和1年 オリジナルブランド「Soma」誕生
- 『個性』が『魅力』になる。をコンセプトとした「Soma」を立ち上げ、アバカ織の新たな展開が始動しました。
- 令和3年 新たな「そま工房」へ
- そま工房から株式会社そま工房へ法人成り。社長の伊藤和美と専務の乗松浩美が中心となり、アバカ織技術を継承し守り続けています。