日本唯一の伝統技法で作られた
阿芭可布(アバカフ)
「アバカ」とは、マニラ麻や芭蕉ともよばれ、日本でも古くから親しまれている植物です。天然繊維であるアバカは、外見がバナナの樹に似た多年生植物で二酸化炭素の吸収に優れているため環境に優しい植物です。そま工房では、その繊維1本1本を紡ぎ、織った「唯一無二」の布を織りあげています。その布を阿芭可布と言います。※阿芭可®はそま工房で商標登録済み
process 製造過程
-
01 種分け
巻き取った綛(かせ)を広げて、糸の出来栄えを検査し、糸の色や太さで分別する。
-
02 管巻き
阿芭可布を織るときの緯糸として使えるよう、糸の状態を確認しながら、管に巻きつけます。
-
03 織布
管をシャトルに入れ、織り上げます。経糸と緯糸の素材や間隔によって、様々な表現の布を織り上げることができます。
-
04 検反と補修
最後に織り上がった布を検査し、糸の塊などがあった場合は取り除きます。
-
05 阿芭可布の完成
天然繊維のもつ光沢が美しい阿芭可布ができあがります。年月を重ねる度、飴色に変化し、縞模様が顕著に現れ、長年にわたり楽しんでいただけるのも特徴の一つです。
original products オリジナル商品へ
丁寧に織られた阿芭可布は、オリジナルブランド「Soma」で使用するほか、
壁紙、ふすま紙などでも使用しています。
-
オリジナルブランド「Soma」
生地の開発、商品の企画までを一貫して行い、バックや名刺入れ、アクセサリーを中心とした心を満たす商品を展開しています。
-
ふすま紙・壁紙・タペストリーなど
趣のある雰囲気を創り出していく、阿芭可布を使ったふすま紙や壁紙(表面)、タペストリーなども長年作り続けています。
独特な光沢のある繊維は織物になるとさらに輝きを増し、その美しい自然美はどの空間もさらに引き立てます。